がんばれ日本⑧

コンクリートブロック壁にご注意を。

一応、わたくし「阪神淡路大震災」「福岡西方沖地震」と二つの大きな地震の被災者なのですが、被災した街を間近に見てきて思うのは、建物はもちろんなのですが、それ以外でも特に「ブロック塀の倒壊」によって被害に遭われている方が多いということです。やっかいなことに、塀の倒壊は自分ではなく他人に被害を与えてしまう事もあり、場合によっては管理責任を問われることも考えられます。ブロック塀は手軽で安価なのでよく使われていますが、もちろん安全基準にあった塀ならいいのですが、古いものではそうでないものが多いのも事実です。大きな地震のあとは役所によって大々的な既存ブロック塀の調査が行われ、危険箇所の把握や忠告がなされています。

ブロック塀の基準は大まかに言えば、土を改良したり控え壁をつくったりと、色々な策を施したとしても最大高さ2.2m(11段)までが限度です。単に上に積むだけのブロック塀だと1.2m(6段)までしか作れません。この基準に合わない塀があれば、あとで後悔しないよう早めにやり変えておく方がベターです。詳細な基準はコチラ参照

また、塀以外でもコンクリートブロックにはさまざまな基準があり、特に住宅を建設する場合その土地が擁壁によって造成されている場合には注意して確認することが必要です。擁壁というと、地盤の段差を持ちこたえてる壁なので、当然塀よりも厳しい基準になります。北九州をはじめ各所でコンクリートブロックの擁壁は、構造的に安全性が認められる場合をのぞき、新設のブロック擁壁は認められていません。設計にはいる前に土地を購入する場合などはまずそのあたりを確認することをお勧めします。

 今回計画中のこちらの敷地(↑)この擁壁を最初見たときは正直「ヤバイのでは?」と思いました。施主発注で先に擁壁工事をされていたのですが、見るからに1m超えのブロック擁壁。最悪やり直しか?と思いましたが、よくよく確認するとブロック型枠の「CP型枠擁壁」との事。まずはひと安心。こういう認定製品で施工されているといいのですが、埋め戻しなんかもあれば地耐力にもかかわってくるので、できれば始めから設計事務所に頼む方がより安心だと思います。