お茶室#6・・・床の間編

『床(トコ)には、掛け物をかけ、花を置き、また香炉、茶壷、茶入れその他の器物を飾ることになっている』(教授者教本より)

・・・ということで、茶室の床はいろいろなものを飾るための仕掛けがたくさんあります。また、表と裏ではそのスタイルも少し違ってくるようです。
特に茶室用釘と呼ばれる金物が特殊で、設置する位置や寸法も大体決まっています。
一番上の回り縁についているのが、掛け軸をかける「軸釘」、上部のコーナー部分についているのが、結柳を入れた竹の花入れを掛けるための「柳釘」、壁の中央についているのが花生け用の「無双釘」です。
無双釘は、花を生けない時は掛け軸がかかるので、このように出し入れができるようになっています。飾るお花も自分で栽培したり、飾る花器も銅製品や陶器などさまざまな種類があるようで、大変そうですね・・・。
ゆかは薄縁(ウスベリ)を敷いた畳床です。龍備表という畳の目がふつうより大きく、色も若干違う畳表を使っています。
そして床柱につくのが、「花生釘」といわれる掛花入れ用の釘です。床框から四尺一寸の高さにとりつけました。
釘などの設置寸法は、客座に座った目線から大体決まってますが、全体のバランスで決めてた方がいいような場合もあるようです。