スタッフブログ


今回のように建物の平面形状がL字型になっている場合、地震時の応力による建物の変位量がX方向Y方向で変わってきます。そのためL字のちょうど折れる部分で建物を切り離してA棟B棟の別構造にし、致命的な損傷がないようにします。A棟B棟それぞれをどれくらい離すかは躯体の構造や階高などによって決まりますが、今回は鉄骨造で階高3600mmで隙間を150mmをとっています。外壁のパネルや屋根、内装の床、壁、天井の仕上げ材もその部分で縁を切り、アルミ製のカバーをかぶせて仕上げます。この隙間に設置するエキスパンションジョイントという部材は、ある程度の追従性がある構造になっていて地震の揺れで建物が動いたとしても仕上げ材料が損傷しなようになっています。しかし想定を超える大きな地震で複雑な揺れが起こった場合などはこのカバーがはずれて破損することもありますが、建物に深刻な被害を与えないようにこのような設計になっています。