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『戸畑〇ん〇ん』といえば・・・?

SS試験(スウェーデン式サウンディング試験)です。

『戸畑~』といえば、最近ではサザエさん一家でおなじみ田中製麺所の蒸し麺を使った戸畑ちゃんぽんが有名(?)ですが、昔はあたり一面蓮根畑で戸畑蓮根としてひろく知られていたようです。 「十二段提灯山は一面の蓮根畑の水面や池に投影を出したり入れたりするその絶景や」 古地図にも記されているように、ちょうちん山と蓮根の風景が歌われていたりします。 「SS試験と戸畑蓮根・・・」一見まったく関係なさげに見えますが、あの蓮根畑というのを想像してみてください。あたり一面に真っ黒い水が張られたような、粘土質のズブズブな畑です。そんな軟弱地盤がここ戸畑一面に広がっていたということなので、それがこの辺りの地盤は非常に悪いと昔から言われている理由なんです。 SS試験は、通常木造住宅や小規模建物で行う地盤調査試験です。細い鋼管におもりを乗せ、ぐりぐりと回転させながら25cm掘るのに何回ぐりぐりしたか?で地盤の固さ(柔らかさ)を調べる調査方法です。調査箇所は大体建物の4隅と中心、この物件のように少し大きければ10m間隔くらいで行い、地盤の流れを想定します。 このような調査の結果、地盤が弱いとなれば、比較的軽いとされる木造の住宅であっても場合によれば杭が必要になることがありますし、今回の震災で地盤沈下や液状化の被害を見れば、地盤といえどもいかに大事で、建物に与える影響がいかに大きいかがわかります。