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#カフェ・就労支援B #福祉 #現場ギャラリー

♪オ~レ~オ~レ~

・・・とある厨房の小屋裏を利用した通気塔。 窓を開けると熱気や煙はここを通って外へと排出されます。 とあるとは、 皆さんご存知のあの「国指定重要文化財」のアレです・・・ 北九州の戸畑・・・緑あふれる閑静な場所にある「旧松本家住宅」。 木造2階建てですがなんと築100年・・・さすが重文。 現存の東京駅の設計で知られる「辰野金吾」氏の設計で アールヌーボーのデザインをちりばめた名建築ですね。 今では期間限定の一般見学や結婚式の式場としても利用されていますが、 今回ここの総料理長のご好意によりウラのウラまで見学させてもらいました。 催事を行うにあたって厨房の方も増築、改修を行ったとのこと。 むこうとこっちで同時に使えるアイランド型のコンロセット・・・ スペースがないと使えませんね。 段差を極力なくすため、土間レベルから1階床レベルまで 床上げしたフロアなど、かなり大規模に改修されたようです。 こちらの大広間では結婚式などが行われるとのこと。 さすがにゴンドラはありませんが、そのかわり このレッドカーペットの大きな回り階段を 主役2人がさっそうと下りてくる演出なんだそうで、 こんな感じなんでしょうか? 2階には近年にも皇族が泊まられたという部屋が多数・・・ こちらのチェアはこの住宅のためにデザインされたもの。 もちろん辰野金吾氏のデザインです。 当時の特別階級のライフスタイル・・・ 洋館の方がゲストハウスで、奥には「日本館」と呼ばれる母屋があります。 コチラは洋館の監督をされてた久保田小三郎氏の設計。 しかし洋館に負けないくらいの魅力満載です。 大広間の周りには1間幅の回廊がめぐらされ、 さらに広縁が続く3部構成の「大座敷」。 外にはすばらしい日本庭園が広がっています。 座敷の中では建具の間を通り抜ける風がとても涼しく感じられました。 書院のある日本間には四季を感じさせるデザインが施されていました。 これは冬の季節で雪の結晶。 ランマにはサクラの花びらやもみじの葉型がモチーフとなって 一風変わったこだわりのデザインが見られました。 2時間くらいの時間でしたがまだまだ全然足りないくらいの 盛りだくさんな見学会でした。 こちらでは毎夏、ビアガーデンをされているようで、なかでも年に1度この時期にしかない、 プロもわざわざ食べにくるというまぼろしの 『絶品カレー』 があるそうなので、みなさんもぜひ利用されてみてはいかがでしょうか?
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