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べた基礎配筋のこと
今週から着工のE邸。
既存の建物を解体し、新たに建てる平屋の住宅です。
上屋の撤去が終れば、早々に基礎工事に入ります。
・・・ということで施工側から問い合わせのあった基礎の配筋を整理してみました。
べた基礎については基準法上では、
平成12年建設省告示1347号
において、
・厚120mm以上・主筋D12以上・補強筋D9以上(丸鋼)・補強筋スパン300mm以上
という仕様がうたわれていますが、
現在の住宅では「瑕疵担保責任保険」の義務化に伴い
構造計算や設計者の工学的判断以外ではこちら(↓)の施工基準を採用することになります。
豪雪地域以外の一般地域の配筋表です。
重い住宅とは瓦屋根やモルタル外壁などを示し
軽いのは金属屋根やサイディング外壁などを示しています。
短辺方向のスラブスパンが基準となっているのは短いほど負担が増すためです。
これ以外にも長期優良住宅などでは住宅性能耐震等級2以上の基準として
以下の施工基準が示されています。(長期優良住宅耐震性能)
長期優良住宅ではこのスラブ配筋以外にも、
開口部直下の補強筋仕様や建物隅部の補強筋の仕様など
より基準が細かく指定されています。