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石かタイルか・・・

「大理石の敷きつめた透明感のある感じに・・・」 この部屋は最初から施主のイメージがはっきりとあった部屋でした。
一方で調理台を兼ねた移動式のワゴンの使用も当初から計画されていたので、極力表面のキズや汚れは抑えたい・・・そんな理由で、本当は大理石を使いたいところでしたが、表面強度が求められたため、それに近いセラミックのタイルを使うことになりました。 表面仕上げはメンテナンス上、鏡面ではなく「水磨き」調の少しおちついたものを選んでいます。いらない手間は少しでもかけたくないところですね。 しかし、タイルといっても悪いところばかりではありません。壁際のレールのスキマの処理を、当初はシーリングかビニルシートかと迷っていたところ、このタイルは15mm幅で欠けることなくうまくカットでき、しっかりと埋めることができました。天然石のもろさでは、果たしてこのようにできたかどうかわかりません。
大理石模様の流れをテラス側に向けてきれいに敷き並べられました。ここは床暖房が入るため、タイルの目地はシーリング処理となります。変形を吸収し割れを防ぐためです。きれいにマスキングをして、これからシーリングをおこなうところです・・・