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防火地域に木造2階建て

現在計画中の住宅。敷地は、古くからある商店街のそばということもあり、規制の厳しい「防火地域」に指定されています。
【防火地域内の建築物】
第61条 防火地域内においては、階数が3以上であり、又は延べ面積が100㎡を超える建築物は耐火建築物とし、その他の建築物は耐火建築物又は準耐火建築物としなければならない。ただし、次の各号の一に該当するものは、この限りでない。
一 延べ面積が50㎡以内の平家建の附属建築物で、外壁及び軒裏が防火構造のもの
二 卸売市場の上家又は機械製作工場で主要構造部が不燃材料で造られたものその他これらに類する構造でこれらと同等以上に火災の発生のおそれの少ない用途に供するもの
三 高さ2mを超える門又は塀で不燃材料で造り、又は覆われたもの
四 高さ2m以下の門又は塀
・・・ということで、延面積が100㎡以内であれば、木造2階建てでも建てれないことはありません。では、100㎡ってどれくらいの広さなんでしょうか? (←)こちらのプランはおおよそ100㎡の木造2階建ての サンプルです。リビング15㎡、個室は3部屋・・・一般的な若夫婦のお家といったところでしょうか。廊下などは極力なくし、かなりコンパクトな無駄の無いプランニングです。インナーガレージや中庭プランなどはかなり厳しいかもしれませんが、これくらいの広さであれば防火地域であっても建築可能ということになります。 また、木造の準耐火建築物というのは耐火性能の要件が多く求められるので、工事費が高くなってしまうのと同時に、形にも多少の影響が出てしまいます。しかし、燃えにくい建物にはなるのは間違いないので、長い目で見れば安心といったところでしょうか・・・