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外装仕上げ塗材(吹付け+コテ)

□塗りムラ発生

8月上旬、天気快晴気温35℃。コンクリート外壁はさらに熱を溜め込んでいるのでそれ以上の温度を記録。外壁の仕上げは薄付仕上げ塗材を吹付けたのち、コテで模様をつける2段階工法。色目は彩度がほぼない茶系の黒で菱葺鋼板とのコントラストを強めに設定。夏場施工の仕上げ塗材は乾きが極端に早いため配置人数と塗装順序を事前に計画し慎重に施工された。にもかかわらず塗りムラが出てしまったのはちょうど足場の板と柱がある部分で施工のしにくい部分で白くムラとなって残った。明度の低い黒色がさらにムラを目立たせてしまったようでもある。よく見ると白い部分は周りと同様のコテ模様が入っていたので、原因としては材料の塗り厚の差かもしくは乾く速度の影響と考えられた。


□補修後

コテ塗りなどの壁を補修する場合部分的に塗り足していくやり方はほぼうまくいかず、今回は壁面積が10m2程度と全面塗りが可能な広さだったため一面に塗り足す方法を採用した。材料は当初と同色の骨材入り塗材のローラー塗りで行った。時期をずらし秋口の涼しくなった頃の施工で、高所作業車を使っての補修作業となった。仕上がりはほぼわからないくらいの出来となり施主の心配も解消できた。