戸畑図書館リニューアルオープン

映画「ロボジー」のラボとしてお馴染（？）旧戸畑市役所がリニューアルして 『戸畑図書館』として生まれ変わりました。 工事中も内部をかなりイジっていたようなので ちょっとどんな感じになってるか見てきました。 時期的にも春休みということで館内は子供たちで大賑わい。 開架書庫はとても開放的できもちのイイ空間。 何よりもトップライトがいたるところにあって 明るいの何のって・・・ これだけ穴を開けまくれば補強もかなりしてるんでしょうね。 中廊下部分はその補強フレームを連続させて きれいに見せていました。 こちら（↓）は入ってすぐのエントランスの吹抜け。 1階と2階がこの空間で繋がっています。 奥に見える1階部分は併設されているカフェ。 カフェといいながらお弁当が置いてあって ちょっと微笑ましい感じ。 レンガの建物とガラスのボックス。 建物再生でよくみられる 古さと新しさとの融合ですね。 この市庁舎が使われだしたのが1934年（昭和9年）・・・ 伊東忠太設計の『築地本願寺』もこの年に完成とのこと。 人でいうと「石原裕次郎」や「黒川紀章」が生まれた年。 人間はその一生を閉じますが、 建物は新たな命を吹き込まれ まだまだ使われるようです。 一方でこんなニュースも。 『文化勲章受章者の建築家・村野藤吾（１８９１～１９８４年）が設計した 北九州市八幡東区の市立八幡図書館と八幡市民会館の存廃問題で、 市は３１日、図書館を解体すると発表した。』 図書館は純粋に村野デザインなのか定かではないですが 完全に解体されるのは寂しい限りです。 西洋の様式建築が残り、日本の近代名建築は取り壊される・・・ 世の中にはいろんな価値観があるので仕方ないですね。

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