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『筑豊炭坑絵巻』山本作兵衛 |
今年の5月、ユネスコ)「世界記憶遺産」に登録された、炭鉱記録画や日記を集めた「山本作兵衛コレクション展」が17日から田川市の石炭・歴史博物館で開幕するそうです。 |
鉱物つながりで言えば、ブラジルの「ミナス・ジェライス州」・・・ポルトガル語で「一般鉱物資源」という意味だそうです。一攫千金をねらって各地から人が集まり、カトリック信徒やアフリカ労働者など、さまざまな文化が入り乱れた街を形成していったそうです。
『サンバやボサノバ、グレゴリオ聖歌に代表される教会音楽の旋律やハーモニー、遠くアンデス地方のフォルクローレのメロディ、それに50年代以降のジャズ、ロック、ポップスからの影響、そしてミナスの奥地に脈々と伝わるアフリカ起源の強靭なリズム等・・・』(ロコムンド) |
そんなミルトンナシメントの音楽はミナスの歴史を知るともっと興味深く感じられます・・・
1. Raça
2. Fairy Tale Song
3. Francisco
4. Nothing Will Be As It Was
5. Cravo E Canela
6. The Call
7. One Coin
8. Saídas E Bandeiras
9. Os Povos
MILTON
『milton nascimento 』
A&M(1976) |
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炭鉱の町の歴史やなりたちをたどっていくと独特な文化や民族性があって、そこから生まれる音楽にも大きな影響を与えるんですね。1曲目の「Raça」なんか、あらためて聞いてみると、なんだか「炭鉱節」に聞こえてきました・・・