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さらに1週間がたちました。寄り添うものを得たにがうり君たちは、ぐりんぐりんネットに絡みながら成長を続けています。記憶の片隅にある「夏休み自由研究朝顔の育ち方」とは少しばかり違った感じで育っています。垂直にまっすぐ巻きつきながら上に伸びていく<気品高き>朝顔に比べ、このにがうり君たちはどうも あまり何も考えていないようなそぶり で手当たり次第にぐりんぐりんと手を伸ばし巻きついていってます。中には自分の茎に巻きついているものまでありますが、だれもつっこんでくれる人がいないようで・・・。(しかしながら後からわかるのですが、このツルの延ばし方、彼らなりに理由があったのです。) 実はここは2階のベランダなのですが、プランターを設置して2週間、はやくも色々な来客が訪れているようです。ツルや葉っぱを自在に動き回るアリさんやら、土の中には、 無数の得体の知れない微生物がウジョウジョ 見られます。ネットの間にはハンターが訪問者をおとしいれる小さなワナもしかけられています。凝視し続けるとだんだんと寒気がしてきますが、にがうり君たちのスクスクと育つ成長っぷりを見ていると、これこそが自然なんだ、こうでなければ育たないんだろうと日々実感する毎日であります。 ここで、当初実験的に土の配合を少し変えていたその効果が早くも出てきましたので、早速お知らせします。土の配合といっても、そんな大それたことではなく、ただ自家製の 「魔法の肥料」 を混ぜただけなのですが(その1参照)、しかし、これが見事に混ぜたほうのにがうり君は成長の度合いが早く、2週間で10cm以上も大きく育っているのです。こんなに早く、しかも見るからに違いが出てくるとは思ってもいませんでした。これはやはり、「土」というものがあなどれないヤツだという事なんでしょう。栽培には光、水、土が必要ですが、やはり実をつけるものの栽培には特に土の成分が重要なようで、肥料の与え方もひと工夫配慮してあげなければならないようです。 ところで、にがうり君の良き友、良きライバルのきゅうりさんも順調に育っています。それどころか、その成長っぷりは順調すぎるほどに順調で、早くもにがうり君たちを圧倒し始めています。茎もツルもひと回り太く、葉っぱの大きさは明らかに倍以上といったところです。しっかりと巻きついたツルはそんじょそこらの風ではびくともしない程にご立派です。これはもう、にがうり君たちを抜き去っていくのは時間の問題でしょう。 ここで、次なる実験を仕掛けました。きゅうりさんたちは後から参加ということもあって、実はプランターが不揃いになっていたのですが、ひとつは他と同じサイズのもの、そしてもうひとつのプランターはその容量が 2倍近くもあるもの なのです。土の量によってもその成長の度合いがきっと違ってくるはず・・と思い、これも今後の行く末を見守って行こうと思っています。 いまのところ「魔法のにがうり君」がトップをひた走り、次に「普通のにがうり君」が続き、きゅうりさんがその後を追っかけている、そんな状況です。 さてさて、この3種類のプランター、途中からきゅうりさんが加わったこともあって、その配置をあらためて見直すことにしました。現在のところ  <NNK> <KNN> という配置になっています。(N・・・にがうり K・・・きゅうり <>・・・カーテン) これだとひとつのカーテンに両者が混じってしまい、見た目にもいまひとつ、比較対象としても違いがはっきりあらわれないので、  <NNN> <KKN> と配置を変更しました。 ところが「変更 しましたっ」と文章のように簡単にはいきません。なにしろもうある程度は育ってツルが巻きついている状態でそれをひとつひとつときほどいて移動させるわけですから、大変のなんのって最後にはそのわずらわしさにイラっとして、2,3本引きちぎってしまいました。(ごめんねにがうり君)梅雨入り前の蒸し暑いさなか、配置換えを無事に終え、あとはうまく巻きついてくれるかどうか、それだけが心配でしたが、それがビックリクリクリ、引越しの次の日にはしっかりといろんな場所に絡み付いて我が物顔でしっかりと踏ん張っていました。めでたしめでたし。