またまた1週間がたちました。まずは手当たりしだい無節操にツルを伸ばし続ける様子をごらんください。一本の茎から何本ものツルを伸ばしてあらゆる方向に伸びていっています。まさに縦横無尽です。先週、配置換えをしたにがうり君たちも、しっかりとネットにしがみつき始めました。しかし全体のバランスが悪いようで、ネットのない方向へ伸びていっている茎を、違う茎がツルを差し伸べお互い手と手をつないで支えあっていて、思わず
栄養ドリンク
を差し入れしようかと思ってしまいました。中には、掴むところがなかったのか同じプランター内に共存している<さし葱>に巻きついているモノもあります。
にがうりの葉っぱの大きさはそんなに大きくはないのですが、枚数が尋常ではなく多いようです。やはりこれこそがカーテンに向いている植物たる所以なのでしょう。そのため、風の抵抗が大きく、微風でもかなりユラユラとゆれてしまいます。おそらく彼らはそんな自分たちを守るスベを知っているのでしょう。しっかりと基礎固めをして飛ばされないように、つかめるところがあればそれが自らの茎であっても、どこにでもツルを伸ばして巻きつき、しっかりと踏ん張っているようなのです。
ところで、魔法の肥料の成果はやはり絶大で、さらにその育ち方の差が広がってきました。実はコレ、米を精米した時のヌカが主原料になっていまして、土に混じって長期熟成されとっても栄養満点になっているようです。
しかし、実をつける植物にはさらに肥料がなければ、実が成らないらしいので、さっそくその肥料を買い出しに行ってきました。これもあまりよく調べずに行ったために、帰ってから気づいたのですが、「化成肥料」ってことは、
化学肥料ってこと?
化学肥料ってあんまり使わないほうがいいんじゃなかったかなぁ?などと考えてはみましたが、とりあえず買ってきてしまったので、少しだけ蒔いてみることにしました。大体、背丈が50cmくらいになれば、一回目の肥料を与えたほうがいいとのこと。なるべく茎からはなれた所に、パラパラと蒔いてみました。これで実が付いてくれれば嬉しいのですが・・・。
一方、きゅうりさんの方はというと、とうとうにがうり君たちを追い抜いて堂々トップの背丈になってしまいました。確かに売れ残りの苗だったにがうり君たちと違って、きゅうりの苗はいっぱいある中から太いのを選って買ってきたので、その甲斐あってとても成長っぷりがいいみたいです。しかし、きゅうりの葉っぱは一枚一枚が大きく、数もそれほど多くないのでこのまま成長していっても、なんか
スッカスカなカーテン
になりそうな予感がします。色もにがうりよりも濃い緑色で、どんなカーテンになるんでしょうか?一抹の不安がよぎっています。
次の日、ナンノキナシににがうり君をながめていると、なんと、ついに、発見しちゃいましたっ。葉っぱの影に隠れて申し訳なさそうに咲いている小さな花、これはこの「お手軽っ緑のカーテンプロジェクト」の第一号の花です。すごいです。感動です。黄緑色一色の中にぽつんと小さいながらも鮮やかに主張する黄色い色がとても美しいです。ボクの遠い彼方の記憶では確かヘチマは雄花と雌花があったと思うので、同じウリ科のにがうりもきっと同じなんでしょう。すると、この花は雄花?雌花?
どっちなんでしょうか?
雌花だとこれに実がなるので大事にしないといけませんね。・・・な~んて思っていたら、大変なことに気が付いてしまいました。まだここではこの花ひとつしか咲いていないので、雌花だったとしても、大事な受粉ができないじゃないですかっっ!ということはどうにもできずにただただ見ているだけってことなん??まぁ、落ち着いて考えるに、まだ先は長いので、とりあえずはその行く末を見守ることにして、今日はこのへんで。