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・・・とうとう咲いちゃいましたよ、メバナちゃんが。ツボミちゃん改め、メバナちゃんです。雄花と違ってなんとなく気品があるような・・。つぼみ発見の次の日、期待をふくらませのぞいてみると、やはり早く咲きたかったんでしょう、 「私はここよっ!ここなのよっ!」 と言わんばかりに、これでもかってくらい花びらを広げ、その存在をアピールしていました。これで、なんとかこの企画も一安心です。たとえ小さくても実を食することができれば、当初の目標は達成できる事になります。ヨカったヨカった・・。今後は、このメバナちゃんのイイにおいに誘われてやってきた虫さんたちが、受粉せよとはやしたててくれれば、無事に実をつけることになる訳です。ということで、 「今週のスポッッットライト」 は、これまでにこのカーテンに訪れたキューピッド役の虫さん達をフィーチャーしてお送りしますです。 花が咲き出すと今まで以上にたくさんの虫さん達が訪れるようになるんですが、そんな中でもハチの仲間が比較的多いような気がします。ミツバチやアシナガなんかのメジャー級はあまり見かけません。おそらくその仲間であろうよく名前もわからないような小さなハチばかりがよく見られました。 中でも大きなクマンバチはよく来てくれています。彼らの特技は、花びらに留まることなく飛び続けたまま蜜を吸うことのようです。たくさんある花をひとつ残さずモレなく回る姿は、 健気(ケナゲ)というか、肉刺(マメ)というか・・・ 彼らの必死さが感じられます。超至近距離にカメラを構えても、まったく気にする様子もなく蜜を吸い続けていました。 花の蜜には直接関係のないんちがう?と思うようなヤツまでよく見かけます。プランターの中に何やらゴソゴソとうごめいているのでよく見てみると、ご存知「金持ちコガネムシ」だったり、また、別の日には、その匂いでいつも厄介者扱いになっているカメムシなんかも来ていました。おそらく雨風をよけるためにここで休憩してるんでしょう。彼らにとってココは 高速のサービスエリア のようなものかもしれないです。 まだ今の段階では、にがうり君もきゅうりさんも背丈はそんなに高くないので、ネットの上の方はまだ空室状態なんですが、そこをうまく利用したヤツらもいます。蔓がまきつく前にすでにこのネットの住人になっていた昆虫ハンターの小さなクモは、その数をだんだんと増やしていき、ネットの上のほうはその区画をうまく専有部分として利用した スパイダーマンション になってしまいました。(賃貸契約はしてないんですけど・・) さてさて、お待たせしました。 「こんにゃくいものコーナー」最終回です。  不気味なその姿から次への展開を期待させていたこんにゃくいもですが、とうとう、その葉っぱ広げた姿の全貌が明らかになりました。どんなに気味の悪いものになるのかと思いきや、その期待を見事に裏切られて、フツーに緑の葉っぱを広げただけでした。期待していたその中心部分には何も不気味なものは隠されていませんでした。 ガッカリしたなぁ、モォ~っ。 て感じだったんですが・・・いやいや、やはりこんにゃくいもはやってくれてました。よ~くそのディテールをみてみると、やっぱりキショくの良いものではありませんでした。一般的に植物の形態って、中心の幹から茎が枝分かれして、その茎の左右に葉っぱがつくものだと思っていましたが、このこんにゃくいもは違ってました。なななんと、通常茎なる部分であろうところまでも葉っぱになっていて、 表から見えるところがすべて緑の葉っぱ なんです。つまり、ぱっとみは一枚一枚の葉っぱが集まっているようには見えるんですが、実は全体が一枚の葉っぱなのです。やっぱり折りたたみ傘のようにこの状態で茎の中に収納されていたようです。 ん?するって~と、傘の構造なら中にホネがあるんでは?と思い葉っぱの裏側をのぞいてみました。すると、やっぱりありました 茎のようなものが・・・。 普通の植物のように枝分かれした形でしっかり存在していました。しかし、それはどうみても「茎のようなもの」なんです。その表側はどう見ても「葉っぱ」なので、下から見ると茎、上から見ると葉っぱ・・・・見れば見るほど奇妙な風貌をしています。 しかし、このこんにゃくいもという植物は、やっぱり最後まで謎を残してくれる何とも不思議な植物でありました・・・・・おしまい。