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「よいっとさ、よいっとさ!」 いよいよ、真夏のメインイベント、ちょうちん大山笠でおなじみ「戸畑祇園」の季節がやってきました。昔は7月の13,14,15日と決まっていたのですが、ここ最近は、7月の第4週の週末となっているらしいですね。キタキュウに帰ってきて始めての、ひっさしぶりなお祭りです。   しかし、朝からな~んか空がどんより、厚い雲が立ち込めています。初日の金曜日(7/24)、天気予報は夕方からくずれるってことでしたが、このままお天気はもつんかな~なんて思ってたら、予想通り夕方から な・な・なんと・・・・ ミゾウユウ~のオオアメ に見舞われてしまいしました。おかげでお祭りは台無し、それどころか、この大雨、記録的な豪雨となり九州北部全域に大きな傷跡を残す歴史的大災害となってしまいました。 夕方、事務所での打ち合わせ最中に、4時くらいだったでしょうか、空が急激に真っ暗になり、「また今日も日食?」なんて思っていると、突然、いまだかつて見たことのない量と勢いの豪雨がおりなす 「ドシャブリ劇場」 が始まりました。目の前の空中一面が水水水で、まるで滝つぼの中にいるかのようでした。(入ったことありませんけど。) しばらくその大雨は続いていましたが、だんだんと小康状態になり、そのお客さんは今がチャンスとばかりに大急ぎで帰られました。しか~し、それからが悲劇の始まりでした。しばらくすると、先ほどにも増して激しい「ドシャブリ劇場~第2幕」が始まったのです。この時点で明らかに天気の異常さを感じていました。すると、突然一本の電話がけたたましく鳴り響きました。 「シンスイ、シンスイ、うちのビルがシンスィ~ッ!」 近所のお客さんからの通報でした。これは大きなオオゴトです。とりあえずオーナーさんに報告して、次に設備屋さんに連絡を取り、あわただしく段取りをした後、現地に向かいました。到着する頃には、ヒザ下まであったらしい濁水は引いてしまっていましたが、雨はまだまだやむ気配がありません。ビルの1階は床上まで浸水していて、かなりの被害が出ていました。特に電気系統がやられて大損害です。 電気のDンパさん達の大奮闘でなんとか一時復旧までこぎつけた頃、通りの向こうから赤色灯を光らせながら四角い大きな物体がコチラへ近づいてきました。 ちょうちん山笠さながらに闇夜に浮かんだその赤い物体は、何を隠そう我らが戸畑消防署所属 「消防ポンプ自動車」 でした。すでに待ち構えている次の大雨に備えて土嚢(ドノウ)を持ってきてくれたようです。いつもの3倍のスピードでやって来て、いつもの3倍の土嚢(ドノウ)を敷き、いつもの3倍の手際の良さで仕事を済ませると、さっそうと帰って行きました。まさしくその姿は爆弾の嵐の中を駆け抜ける「赤い彗星」のようでした。彼らがいる限り、戸畑の安全はこれからも守られ続けるでしょう。 普段感じることのない大自然の驚異、明らかな異常気象を実感すると、何かえもいわれぬ恐怖感を感じてしまいます。戸畑の川は何とかよかったんですが、小倉の親水河川「紫川」は スンデノトコロ だったそうです。しかし、支流の神嶽川は逆流して溢れたしまったとのことで・・・。今回、ここキタキュウに限らず各地いろんな場所で被害が報道されていました。200年に1度の大雨と言われていますが、今後200年こんな豪雨がない訳ではありません。これからは台風の季節、油断禁物です。被害に遭われた方には、こころよりお見舞い申し上げます。 次に日、戸畑ちょうちん山笠は区役所前で繰り広げられるメインの競演会でしたが、開演後しばらくして、また例の大雨にやられてしまったようで・・・。ちょうちんの灯火をまばらにしながらも、みなさんのがんばりで最後まで行われたようです。お疲れ様でした。 発達した積乱雲も過ぎ去り、嵐のアトの静けさ・・・な感じの「緑のカーテン」ですが、大雨ならまだしも、これからの季節は、「タイフ~ン」の上陸が予想されます。にがうり君たちも、予想に反していっぱい「実」をつけてくれているので、ここで、さらにカーテン補強工事をすることにしました。やっぱりいまのままでは、多少こころもとなく感じられます。少しの風でもゆらゆら揺れて、大きな「実」も揺れて落っこちでもしたら、 「実」もフタも無い・・・カーテンも無い。 ってなことになるやもしれません。そこで、先日購入した補強ポール5本セットの残り1本を使って、頼りない方のカーテンに「横つなぎ」をいれてやることにしました。まあこれが、あるとなしでは大違いです。今までフラフラして頼りなかったのが、今季ヒトが変わったかのように(中)活躍する 「カープの大竹くん」 のように、シャン!としてくれました。これで、台風の季節がきても大丈夫ですね。 (でも秋って、もうカーテンの季節ではないような気も・・・)