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#室設計 #設計

戸畑祇園2011 ②

本日、2011年7月29日(金)より、Tジョイ北九州ほか全国超拡大ロードショー 『トランスフォーマー3/ダークサイド・ムーン』

一方こちらは、200年以上もの歴史を持つ、国指定重要無形民俗文化財指定、 お祭り界のトランスフォーマー こと『戸畑ちょうちん大山笠』です。先日のお祭り最終日、中原地区の競演会で幸運にも「ちょうちん山のできるまで」を目の当たりにすることができましたので、アップしておきます。おんぼろシボレーから変体するバンブルビーのように華麗に変貌を遂げる様子をとくとごらんあれ・・・
①まずは、昼の顔「幟山笠」です。左右12本の幟と4輪の前花、そして後ろの丸い見送りが特徴的。はたしてこの山がどのように変わるのでしょうか?
   ②号令のもと、まずは12本の幟が取り外されます。
   ③次に、後ろの丸い「見送り」が取り外されます。実はこの山の手前には、トラックが横付けされていて、はずされた物がつぎつぎとその中へ格納されていきました。
   ④次に、山の土台部分の垂れ幕が取り外されました。
   ⑤次に4輪の前花と、基壇を囲う枠が取り外されました。ここまで、わずか10分足らずの作業です。手際のいいこと・・・このときすでにちょうちんのてっぺんになる5段提灯は準備されていました。
   ⑥そして、いよいよ組み立てる準備に取り掛かったようです。4本の柱が登場・・・よくみると、柱にはちょうちんをひっかける腕木がでています。
   ⑦手際よく4本の柱が建てられ、その足元から横つなぎで柱が繋がれていきます。
   ⑧さらに柱が繋がれていき、徐々に固定されていってるようです。
   ⑨お兄さんたちは、手際よく上へ上へと登っていきます。とび職さんでしょうか、ひょいひょいと慣れた様子です。
   ⑩いよいよ一番盛り上がる「五段上げ」です。力をこめて持ち上げてるようです。おそらくこの5段提灯が柱の頭つなぎの役をはたし、山の骨格が固まりました。
 ⑪五段が据えられると、そこから下へ次々と提灯が取り付けられていきます。すごい手際のよさです。
 ⑫そして一番下の12段目まで5分もかからずあっという間に提灯が取り付けられました。トータル309個の提灯がすべて取り付き、夜の顔「ちょうちん山」へと変貌を遂げました。
昼の顔「幟山笠」から夜の顔「ちょうちん山」へ、約12分間のトランスフォームでした。地元にいながら、組み立ての見学は今回が始めての体験・・・あまりに組み立てばかりに気をとられていたので、どこから提灯がでてきたのか、どこで火をつけているのかは、まったくわかりませんでした・・・一個一個チャッカマンかなにかでつけてるんかな?今度調べておくことにします。