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ガルバ菱葺き壁
□採用過程
正面の特徴のある外壁という意図でガルバリウムの菱葺きを採用した 仏教のイメージを想起させる金色のカラーに金糸を編み込んだような斜めの格子状の外観を計画 ガルバリウムの一枚一枚が光を反射し違った色を発する趣のある外壁となった
□板金ピース
写真左はピースの受け側で、オモテ面上部にハゼを作り吊子をかませて躯体留め。写真右は被せるピースでウラ面の下側にハゼ部分をつくり受け側ハゼとかしめる。
□施工検討
板金葺きの止水は基本ハゼのカシメなので板金内側の浸水が前提での対策が必要となる 当初は施工性を考慮し木胴縁に野地板施工での計画していたが 現場での業者検討の結果コンクリート躯体直留めに変更。 板金の施工性確保するためコンクリート面の平滑性が絶対条件となった。
□仕上げ(ピース割り)
絵画壁の額縁に相当する両サイドのコーナー部分が板金の対角線になるように躯体寸法を調整。 横方向はこのコーナー部分をピース割のスタートとし割付、一方の縦方向は最下端が板金の対角線になるように割付スタート。 いずれも対角線以外の曲げ加工は可能ではあるがハゼ部分は何重も板金が重なるため若干のひずみを生じた。 オーバーハングや入隅部分は板金押さえが必要。