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溶融亜鉛めっきリン酸処理
□採用過程
スチール鋼を使った製作金物は内外問わず「溶融亜鉛めっきリン酸処理」を採用。亜鉛めっきのままだと表面のギラつきが酷かったり色が落ち着くまで時間がかかるのでリン酸処理を施すことで亜鉛めっきの独特な模様を残しつつある程度黒くもできるので均一な塗装感よりも味がある仕上がりが期待できた。
□施工検討
まずリン酸処理自体はひずみの原因になることはないということ。鋼材のフレームのひずみはドブ漬けの際に高温での作業工程の中で起こるため、その場合は溶接方法や部材の厚みなどを考慮する必要がある。今回はスチール手すりのフラットバーが一番小さく9×44であったが、ひずみなく施工された。
□仕上がり
リン酸処理の仕上がりとしては、明るさの違いで3種類ある。どのような工程で濃さの違いを作るのかはわからないが今回はこの中から中間色の濃灰を採用した。亜鉛めっきの不揃いな模様が出て味がある感じで仕上がりとしては良かったが見る人によっては汚れがついてるようにも見えてしまう(残念)。特に目線に近いところにある部位はそれが目立ってしまう。使う場所によっては塗装にしたり、一番黒に近い濃い色の選択もあったのかもと思う。