施工業者の選定に関しては、会社のランクや規模、技術などによって決めなければなりません。
実際には建物の規模や施主の意向などその時の条件によりいろいろな選定方法をとりますが、基本的には施工業者数社に見積依頼をして決める「見積合わせ」という方法で決定します。この方法は入札金額だけで決まるわけではなく、あらゆる条件を加味してこちら側で決めることが可能です。
また、事前に希望される施工業者があればその実績や技術を確認の上、設計段階から技術相談やコスト調整を行いながら進めることも可能です。いずれにしても選定方法に関しては、事前にご確認させていただいて進めることになります。
①見積依頼 | 数社に対し現説の案内をします |
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②現場説明会(現説) | 当事務所あるいは現地にて計画の説明を行い設計図書を貸与します |
③質疑回答 | 図面内容に関しての質疑、回答を行います |
④見積提出 | 見積書の開封は原則施主立会いで行います |
⑤調整・交渉 | 金額の査定を行い、業者との調整、交渉を行います |
⑥業者決定・契約 | 設計事務所立会いのもと契約を交わします |
また、工事費の支払いに関しては、契約から引渡しまでの間に3回に分けて支払う方法が一般的ですが、これに関しても施主と施工業者の話し合いで決めることも可能です。融資の関係などで事前に要望がわかっていれば、見積時に条件を付加することもできます。
回数 | 割合 | 時期 |
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1回目 | 1/3 | 請負契約後 |
2回目 | 1/3 | 棟上げ後 |
3回目 | 1/3 | 工事完了引渡し後 |